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連載:万次郎夜話
ケンタッキー大会の想い出
米村 健志君(中学校) 地域分科会:レキシントン
僕にとって海外旅行は初めての体験だったので、嬉しさの半面、不安がとてもありました。特に英語でちゃんと話せるか不安でした。 けれどホストファミリーのみなさんが、なんとか理解しようと、そして理解させようと何回も話したり、紙に書いたりしてくれました。単語、単語でもちゃんと伝わったことが、一番嬉しかったです。
それでも、もっと英語を話せたら…と何度も思いました。ホストファミリーの方々はとても親切で、温かったです。アメリカは、何もかもが新鮮で、驚きの連続でした。今までで一番大変だったけれど、一番楽しく充実した毎日でした。僕はこの大会を通して、たとえ言葉の壁があっても心は通じ合えるということが分かりました。心の底から参加してよかったと思います。また参加したいです。

:フランクフォート
日米草の根交流サミット大会への参加は、前々回のニューイングランド大会に続いて2回目でした。今回は、井伏鱒二さんの「ジョン万次郎漂流記」を読んで、知識を事前に深めての参加でもありましたし、職場から勤続30年のリフレッシュ休暇をいただいて、人生節目の参加でもありました。 ホームステイは3泊4日と短い期間でしたが、ホストのBillはとても親切で明るくフレンドリーで、車の中では常に私に話しかけてくれ、街では行き交う多くの人に明るく笑顔で声をかけていました。その姿は私にはとても新鮮で、見習いたいと素直に思いました。Billは、近いうちに日本の我が家にも来てくれると話していました。その日が来たら、私の家族の紹介や周辺の観光名所などを案内して、さらに交流を深めたいと思っています。

野崎 貴美子さん 地域分科会ダンビル
今回は普段の観光旅行と異なり、ホームステイを初めて体験するという難題を抱え、少々ナーバスな気持ちで成田を飛び立ちました。しかし、変化に富んだ様々な交流プログラムを通して、人々と触れあい、優しいおもてなしの心に触れるにつれ、私の気持ちは高揚し、心が解放されていくのが分かりました。スイッチひとつで何でも情報が手に入る今日、自分の五感で直接感じることの大切さを身をもって体験し、また、勇気を持って一歩踏み出す大切さを知った旅となりました。言葉は通じずとも「笑顔が大切!」「気持ちが大事!」という言葉を信じ、様々な人々と交流したことで、心と心を通わせる「草の根交流」が少しでも果たせたかなと思っています。これからは、ホームステイ先のPaulaさんとの交流を大切に深めていきたいと思います。
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